指定難病(UC)×アラサー×不妊治療

2020年7月、潰瘍性大腸炎と診断。21年9月不妊治療開始。薄ブラック不動産企業で働く私の日常を綴ります。

28歳、会社員、女。人生2度目の肛門科。内視鏡検査を受けることになった。

2020年7月。人生2度目の肛門科を受診した。3月中旬から血便が続き、6月に肛門科を診療したところ「痔」と診断され、薬を処方されたが改善が見られず、体調が悪化する一方。さらに、足の付け根に1円玉サイズのしこりができ、歩くとしこりが擦れて痛み、通常の歩行が困難に。そんなこともあって、再度医院を受診することにした。

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 ↑人生初の「肛門科」訪問記はこちら

 

潰瘍性大腸炎」なのかもしれないという自己診断の元、胃腸科を受診するという選択肢もあったのだが、一度「痔」と診断されているためやはり肛門科は外せないと。初めて診療を受けた肛門科がクセが強く、もう二度と行きたくなかったので、今度こそはと思い、ネットで口コミを調べまくり、隣駅にある肛門科と胃腸科を併設する医院の受診を決めた。

 

受付の方が親切だったのと、症状を根掘り葉掘り受付で聞かれることなく、紙に記入するだけで良かったので、早々に好印象。診察室に呼ばれ、①下血が続くこと②痔と診断され薬を処方されたが症状が改善されなかったこと③足の付け根にしこりができたこと、を伝えた。続いて診察。まずは、スカートをめくりあげ、しこりを見てもらう。パンツのVラインとしこりが擦れてものすごく痛むが、ノーパンで過ごすわけにいかないため、ここ数日パンツの擦れる部分をハサミで切って過ごしていた。リンパの腫れではないため、病気の類ではなく、傷口等から最近が入ったんだろうとのこと。抗菌薬でひとまず要するを見ることに。そして、肛門。肛門に固い棒のようなものを差し込まれ、かき回されるような診察。中年の男の先生だったが、とても優しく、申し訳なさそうに診療してくれるので、こちらもものすごく申し訳なかった。こちらの緊張感や抵抗感が強い分、若い女性の診察は、先生もやりにくいのだろう。前回同様、痛みも、人に肛門を見られるという精神的な辛さもあったが、もうどうにでもなれ!という投げやりな気持ちが強かった。どうせ私、難病なんでしょ?早く診断を下してくれ、と。ただ、ここでは、お尻を突き上げたスフィンクスのようなポーズを取らなくて済んだのが救いだった。

 

腹部レントゲンを撮り、腸にねじれ等がないことを確認し、「なんだか嫌な予感がするので、内視鏡検査をしましょう」と言われた。20代で罹患する人の多い難病、炎症性腸疾患の1つである「潰瘍性大腸炎」の疑いがあるとのこと。検査の日程を決めて、腸の環境を整える薬を処方してもらい、20分程度で診察終了。 

 

潰瘍性大腸炎」・・大腸粘膜に炎症が起き、下痢や腹痛、血便、発熱、貧血、体重減少などの症状が現れる、原因不明で決定的な治療法のない、腸疾患。治療によって状態が改善しても、治療をやめれば再燃する可能性が高く、基本的にはずっと治療を続ける必要がある=完治しない。症状には波があり、炎症が酷くなる活動期と鎮まる寛解期があり、寛解期を長く保つことが治療目的となる。国指定の難病ではあるが、きちんと治療すれば健康な人と同様な暮らしを営むことができる。

 

診察料:2,610円(初診料含む)

薬代 :1,080円

 

処方薬1:ミヤBM錠(下痢、軟便などの腹部症状の改善)
   2:レバミピド錠100mg「TCK」(胃腸粘膜保護作用)
   3:レボフロキサシン錠500mg(殺菌作用のある抗菌薬)

 

足の付け根の腫れは、薬をもらって数日で治まり、一安心。「足の付け根 腫れ」で検索すると、悪性リンパ腫性感染症、ヘルニアなど、様々な病気が出てきたので怖かったが、ひとまず治まって安心した。これまでの人生、病院に行ったことが数えるほどしかなかったので、今までなら足の付け根が「バイ菌でも入ったかな~」と放置しただろう。「潰瘍性大腸炎」という現実を突きつけられるにつれ、日常的なの不調に対しても、「これも病状のサインなのでは...」と疑ってしまい、つい神経質になってしまう。

 

20代で内視鏡検査を受けることになるとは思っていなかったので、緊張はあるが、早く病気が特定され、下血や腹痛をなんとかしてもらいたいと思う。

 

 

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