指定難病(UC)×アラサー×不妊治療

2020年7月、潰瘍性大腸炎と診断。21年9月不妊治療開始。薄ブラック不動産企業で働く私の日常を綴ります。

【潰瘍性大腸炎】初めての坐薬失敗記

潰瘍性大腸炎安倍首相の体調不良のニュースで目にする機会が一気に増えた。
 
7月に受けた内視鏡検査で「潰瘍性大腸炎」と診断され、8月頭に初めて薬を処方された。先日、「リアルダの服用を始めて10日目、めちゃくちゃ調子いい」との記事を公開したが、

公開直後、体調が戻ってしまった。下血の再開、排便時に血が混ざった膿のようなものがドロッと出ることが増え、下痢、腹痛、発熱。そして関連性は謎だが口唇ヘルペスが1週間で3ヶ所もできた。ちょうど薬がなくなったので、病院へ。
症状を伝えると「バシッとよくなると思ったんだけどなあ…」と先生。念のため検診することになり、お尻に棒のようなものを突っ込まれかき回される。「やっぱりまだ出血がありますね」とのこと。いつもに増して検査がとても痛く、検査後からずっと肛門に痛みがあるので、検査棒を突っ込んだせいで出血広がってない?と思ったが、気のせいだと思うことにする。肛門科を併設しない委員だと、このような検査は無いのだろうか?
この日、「難病申請に血液検査が必要だったのを忘れてた」と言われ、採血も受けた。
 
診療代:2,390円
薬代 :2,610円(ペンタサ1錠とミヤBM6錠を3週間分)
 
薬が変更になった。
 
リアルダ1200mg×4錠→ペンタサ坐剤1g×1錠

 

リアルダと同じ成分の薬だそう。「リアルダ2錠+ペンタサ1錠」の処方にするか、「ペンタサ1錠」のみにするか迷っていたようだが、ペンタサのみで、3週間様子をみることになった。腸を守るミヤBM錠は、そのまま毎食後に2錠。坐薬って抵抗あるなあ~と思ったが、薬代が約4分の1になり喜々!薬の単価はペンタサの方が高い(リアルダ@193.7円、ペンタサ@263.3円)が、服用が4錠→1錠になったことに比例して安くなったようだ。助かる。だが、この時は、坐薬の難易度を甘く見ていた。
坐薬が入らない。
 

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ペンタサ坐薬1g 
※ここから生々しい「初めての坐薬注入体験記」になるので、苦手な方は閲覧をお控え下さい。
 
夕食後、ペンタサを入れてみることに。薬剤師の方に「入れづらかったらサラダ油を塗ると入れやすくなりますよ」と教わったので、オリーブオイルを塗ってトライ。スルッと入るものかと思っていたが、全然入らない。押し込んでもなかなか入っていかないし、ある程度入っても、肛門の筋肉の力で押し出されてしまう。クーラーのないトイレで汗だくになりながら何とか薬全体が見えなくなるところまで押し込み、トイレから出て入浴。お尻の違和感が消えないなあと思い、浴室の鏡で確認してみたら、薬の先端が出てきとる。
腸管はあんなに長いのに、なぜこんな2センチ程度の錠剤が入らないのか。サラダ油ではなくオリーブオイルだったのが駄目だったのか。
なんとか押し戻したが、力を入れるとポンっ!と今にも飛び出してきそうな状態。ガスが溜まっているのに気付きながらも、おならを堪えて数時間。さすがに我慢はよくないので、一度薬を取り出して入れなおそう、と思ってトイレに行ったら、もう半分以上出てた。入れ方をググって、中腰になったり、横になったりしたけどやっぱり駄目で、結局、奥まで入りきらない違和感の残る状態で就寝。横になってすぐにまた出てきたので、入れ直し、ふて寝。朝起きてトイレに行ったら、20分の1くらい溶けたかな?くらいの形状の薬が、パンツから転がり落ちた。有効成分、絶対腸に届いてないやん。。そして、肛門が薬でフタをされ、溜まっていたのか、起き抜けに10秒くらいのかなり長いオナラが出た。旦那は寝ていたのか、寝たふりをしてくれていたのか..。朝から泣けた。
 
とりあえず、3週間ペンタサを毎日入れることになったわけだが、1週間も経てば慣れて3秒で入れられるようになったりするのだろうか。この記事を読み返して、そういえば初めの頃はアホみたいに苦労したわwなんて懐かしく思うのか。そういえば、初めてタンポン使った時も、奥まで入れられずに漏れてしまったっけ。これでまた1つ経験値が上がったと思おう。
 
ちなみに、リアルダの時もそうだったが、ペンタサも最寄りの処方箋薬局には無く、取り寄せに1日かかった。潰瘍性大腸炎、患者数が増えてきているとはいえ、そんなにメジャーじゃないんだなと実感した。